皆さんはご両親にパソコンを教えてあげたりしていますか?

皆さんはご両親にパソコンを教えてあげたりしていますか?

もちろんお若い方はご両親共にご健在でバリバリという方も少なくないでしょう。でもボクの世代、40を超えて後半以降の人たちは「お手上げ」のようにも散見します。

「お手上げ」とカギ括弧付きなのは、まだ手を上げる必要がないからだと思うのです。いまは iPad などタブレットやさまざまなカタチで、ネットのコミュニケーションも快適に行えるような環境が実現しています。

お仕事やプライベートでお忙しい方も少なくないでしょう。でもどうぞご両親またはお父様、お母様のどちらかでもご健在でいらっしゃるのであれば、ぜひネットの入り方を教えてあげて下さい。ソーシャルの利用の仕方を説明して上げて下さい。

そういう自分は、母を4年ほど前に亡くしました。父も10年以上前に他界しています。母が息を引き取る3ヶ月前のことです。母のお見舞いもかねて藤沢の実家に、時おり足を運んでいました。

ある日、母に携帯電話の留守番電話に声を登録する方法を教えました。そしてそれを母はマスターして、後日きちんと留守番電話に声を吹き込んでくれるようになりました。

以前留守録の女性の声(Auto Voice)を聴いて、「あの娘はだれ?」と真剣にボクを問い詰めてきたこともある母。。きちんと説明して上げれば、そんな母でも留守電という機能を学習することができたのです。

生きることに無器用な私は、いつも何かに追いかけられるように生きてきて、そんなゆとりすらほとんどもてずに、父や母にパソコンの動かし方を教えることもなく、またパソコンの画面を見せることすらなかった。。そして息を引き取った母の後ろ背を抱きしめる日を迎えました。

そんな母の留守電に残してくれた声を久しぶりに聴いています。
少し胸の痛みを覚えながら。。

お母さん、ありがとう。

一生懸命、生きる。

よしかず

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