一戸 健宏氏(ロクナナ)|ゆるゆるカフェ

ゆるゆるカフェ、新春のイベントを行いました。

ゆるゆるカフェ、新春のイベントを行いました。題してプチ・一日学校。ゲスト講師は一戸 健宏氏株式会社ロクナナ)。年末に立ち上げたイベントでしたが14名の方にお越し頂きました。

一戸氏の近著『「公式ディレクトリ掲載テーマ」で学ぶ WordPressサイト制作入門』の編集をご担当された三津田 治夫氏SBクリエイティブ株式会社)もご来場頂き、少人数ながらも書籍のプレゼント大会を催して頂きました。

午前中は初心者を対象に、最新のデフォルトテーマ、Twenty Fourteen を動かしてみる講座(私が担当)。午後は、一戸氏による同テーマをひも解く講義。


Index
1.午前の部:WordPress を動かしてみよう
2.午後の部:最新のデフォルトテーマからオリジナルテーマへ
3.書籍プレゼント大会
4.これからのゆるゆるカフェ


1.午前の部:WordPress を動かしてみよう

iLAND_Story_in_Shinjuku

午前の題材サイトとして「新宿アイランド物語」を作成して当日に臨みました。実際の制作を通してゴールを事前にお見せできたことは有意義でしたが、始まるまでの準備に時間をかけることとなりました。今後のハンズオンの課題です。

お話は基本的な投稿フォーマットの使い方から始めました。ここに最新のデフォルトテーマの特徴が集約されているといっても過言ではありません。

勉強会のゴールを「新宿アイランド物語」の完成に置いていましたので「標準」フォーマットは使用せず、「ギャラリー」の使用から入りました。

午前後半は今回の最新テーマの大きな特徴の一つ、トップページのヘッダーに横並びに6つのコンテンツを並べていく方法をご紹介しました。

「タグ」が活躍します。たとえば「excellent」というタグ付けをしたとします。それを「外観」> 「カスタマイズ」> 「おすすめコンテンツ」の中の「タグ名」に揃えることでトップページのヘッダーに横並びに表示されます。デフォルトでは「featured」が記述されています。

トップページに表示される投稿ページの代表となる画像は「アイキャッチ画像」に登録します。画像の大きさやレイアウトによって、得られる表示が異なる場合がありますが、基本的にはデジカメで撮影した横長のお写真を使用すれば問題なく表示されます。

実はこの部分、午後の一戸氏の functions.php の解説で サムネル画像としても取り上げられ、正確には 1038pixel × 576pixel の大きさを取れば2カラム表示でピタリと重なるという説明補足を行ないました。

// Enable support for Post Thumbnails, and declare two sizes.
add_theme_support( ‘post-thumbnails’ );
set_post_thumbnail_size( 672, 372, true );
add_image_size( ‘twentyfourteen-full-width’, 1038, 576, true );

アイキャッチ画像が大活躍する最新デフォルトテーマ Twenty Fourteen 。(このブログもそうです! 2014年1月14日現在)レベルに応じたテーマの特徴を理解するアプローチとして一つの事例になるのではないかと思いご紹介させて頂きました。

題材サイト「新宿アイランド物語」は専門的な知識や技術を使わずに作成することが可能なのですが、テーマ以外に、jetpack プラグインを利用するなど工数をかけねばなりません。本講座においてはその概要をご説明して終了しました。

2.午後の部:最新のデフォルトテーマからオリジナルテーマへ

一戸 健宏氏(ロクナナ)|ゆるゆるカフェ午後の部はメインイベント、一戸氏による三部作です。午前の1時間半に対し午後は(その2倍!)3時間を取りました。

(1)WordPress テーマとは?
(2)最新デフォルトテーマからオリジナルテーマへ
(3)テーマのカスタマイズを実演

「午前はボトムアップでいくから、午後はレベルを落とさずに存分にお話下さい」と一戸氏に申し上げたものの、ひと言ずつ噛み砕くようにお話を進める一戸氏。あくまで会場の「中間層」がきちんと理解しているかを確かめながらお話を進めて頂いておりました。

ロクナナカフェ

時おり会場の参加者に挙手を求めながら理解の具合を確かめつつお話を進める一戸氏、Web 制作の学校 ロクナナワークショップで陣を指揮するディレクターの心意気を感じさせました。

書籍と同様、WordPress のテンプレートの話を徐々に深めながらようやく面白い話になりそうだと思った時には、所定時刻の16:30を回っていました。

ゆるゆるカフェWPセミナー

それからの(超過した)30分がとても面白かったのですが、主催者としては(予定通り終了の合図を送るかどうか)悩むポイントだったりします。笑

参加者の声にもその時間帯のお話が面白いと伝えて下さった方と、お話が少し難しかったと言って下さる方がおりました。

先ほど「中間層」という言葉を使いましたが、正確には「中間のレベル」は少なく、参加者のスキルは二極に分かれていたかも知れません。それを見込んでの今回の企画ではあったのですけれど、・・・・。

元々力量・技能レベルを問わない一日学校だったのですが、それを埋め合わせていく工夫の余地がまだあることを省みる一日となりました。

3.書籍プレゼント大会

三津田治夫氏|書籍プレゼント大会

書籍プレゼント大会は三津田 治夫氏SBクリエイティブ株式会社)にお任せしました。三津田氏は今回の参考テキスト『「公式ディレクトリ掲載テーマ」で学ぶ WordPressサイト制作入門』を初め、『本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書』など多数の名著を手がける手腕編集者です。今回 参加者は大人数ではありませんでしたが、3冊のプレゼント本を振舞うという新春の賑わいとなりました!そして三津田氏のプレゼント大会&書籍のご紹介が終わった時はすでに17:30を回っておりました^^;

書籍プレゼント大会

4.これからのゆるゆるカフェ

話しても話足りない勉強会のボリュームに対し、会場にお集まり頂いた皆さま同士のコミュニケーションがどれだけ取れたか、どちらかといえばこれまで後者を大切にゆるゆるカフェは進めてきました。とくにゲストを招いての企画は必ずといっていいほどたくさんの方にお集まり頂くイベントとなりますので、参加者同士の親睦を大切にしてきたという経緯があります。

おやつ|ゆるゆるカフェ

新春第一弾の企画はかなり欲張った感もあり、お菓子も買い込み過ぎておみやげに持ち帰って頂いたほどでしたが、今年一年かけて少しずついい意味で企画をスリムにして、ワンパターンでもいいから皆さまに受け入れて頂きやすいイベントスタイルを作っていけたらと思います。

今回の午前中のハンズオンでは、ゆるカフェネットラボのサービスを利用しています。参加者お一人に一つ yuru2.info のサブドメインをご利用頂いておりました。。同ネットラボは経営者・起業家などを対象としたIT個別塾として去年にスタートさせたサービスです。

クリエイターを対象とするゆるゆるカフェに対し、どちらかといえば一般の方々を対象としたゆるカフェネットラボのサービスをこれまでは分けて進めて参りました。今後はもう少し折り合いをつけながら、うまく皆さまにご活用頂けるよう模索を続けて参ります。

ゆるカフェネットラボはさくらVPSにおいて、サブドメイン型のネットワークを立ち上げていますが、そのサーバー構築に当たっては、株式会社ポートエイティたかはら ゆきお氏からの技術協力を頂いております。またサイトのデザインやサービスのパンフレットなどはウェブサインズ104伊藤 陽子さんにお力添えを頂いております。この場をもちまして改めてお二人に謝意を表します。

毎月となりますがいつもゆるゆるカフェの活動にご理解を示して頂き、会場をお借りさせて頂いているモバフ新宿アイランド(運営:東日本住宅株式会社)にも心から感謝の気持ちです。

そしてゆるゆるカフェでゲスト講師として駆けつけて頂いた一戸さん、書籍のプレゼントご協力を頂いた三津田さん、今回ご参加頂いた皆さま、本当にありがとうございます。

来月のゆるゆるカフェはこれまでどおり第一土曜の2月1日です。時間帯は午前を予定しております。ぜひ皆さまのご参加をお待ちしております!

【ご協力または関連サイト(敬称略)】

ロクナナワークショップ

SBクリエイティブ株式会社

東日本住宅株式会社

モバフ新宿アイランド

株式会社ポートエイティ

ウェブサインズ104

ゆるゆるカフェ

ゆるカフェネットラボ

シュービン情報デザイニング