たとえば、おトイレ。
最近は便器を毎朝掃除するけれど、汚れは素手で落とす。
曲がりくねったところや、細かいところも、素手であれば難なく洗い落とせる。便器だけで言えば、1分かからない。ただ気持ち的な問題だけれど、便器の中の掃除は今のところ左手のみ。
考えてみると、掃除好きな自分はけっこう洗剤もスポンジも何も使わずに、素手で「洗い」を済ませてしまうことが多い。
たとえば食器。
ふだんは湯に流す程度。つけ洗いはよく行なうけれど、それでも洗剤もスポンジも使わない。使う必要がない。
自炊においては基本的にベジタリアンであり、油料理などは少ないので、さほど目立ったお皿の汚れ方をしない。
それでも水アカがついてくるので、たまの日曜にはスポンジを使って洗うこともある。
洗剤を使うときは、クエン酸と重曹を組み合わせる。
身体を洗うときも素手が基本。
風呂には毎日入る。最近は足と手のみ湯につけることも多い。それでも10分ほど温まっていると、ポカポカと血行がよくなり、汚れも落ちやすくなっている。
あとはさほどゴシゴシ磨かなくても、頭髪で泡立てた石けんの泡などでまんべんなく身体に引き伸ばすように素手でこすればさっぱり汚れは落とせる。
ふだんからあまりタオルやスポンジなどは使わない。地肌の性質からもそのぐらいのこすり方が合っている。
さほど汚れていないのに、フル装備の洗い道具で構える必要はないし、どのような汚れがつくか、汚れがつかないための日常の管理を少し工夫すれば、いくらでも掃除は軽減できるはず。
「掃除・洗浄・体洗い」というカテゴリーにくくらなくても、その都度必要な汚れを落とすという日常の使用で、時間を効率よく使っていく工夫もできるはずである。そうしないと十分な業務の時間が確保できないという切実な問題もある。
いまは生活と仕事が不可分な環境で活動している。個人ではあっても、個人だからこそできる、ベストの仕事と生活の在り方をこれからも追求していきたい。