WordPress を語ろう

たくさんの「貢献」を集めてはやし合うプロジェクト、WordPress 。

WordCamp Tokyo 2013 に参加して

WordCamp Tokyo に参加してきました。WordCamp とは WordPress というホームページ制作ソフトを使っている人たちの集まりです。去年に続いて 一日で1000人を超える人出になったと聞いています。「PHPカンファレンス」との共催というカタチをとっていますが、それでも技術系のイベントで千人を超えるのはすごいことです。

去年は同イベントにスタッフ兼スポンサー兼スピーカーとして関わりましたが、今年は一般として参加をしました。情報の発信側から受け取り側へと安易に考えていましたが、今年のイベントテーマは「舞台に立とう」。参加者自ら発言者として参加するセッション(またはステージ)がたくさん用意されていました。

INDEX

  • 見積もり大会
  • WordPress 仲間をつくろう
  • Automattic 社セッション WordPress への貢献
  • 世界のWordPress 事例

見積もり大会

見積もり大会私が参加したセッションの一つが「見積もり大会」。具体的な事例が提示されてどのような見積もりを出すかを、お部屋に集まった参加者同士が付箋紙に書いて情報を共有するスタイル。その人またはその会社それぞれ強みとするところが違って、どこでコストとして見ていくのか、どのような項目を立てていくのか、その違いを味わうひとときとなりました。

WordPress 仲間をつくろう

WordPress 仲間をつくろう

もう一つ一般参加者の発言をメインとしたセッションに参加しました。「WordPress 仲間をつくろう」そのままのタイトルですが、4〜5人がひと組となって自由に話し合っていいよというスタイルでした。ゆるゆるカフェと同じ!(笑)去年はこのセッションの担当の一人としてお手伝いさせて頂いておりました。

WordPress を学びたい、情報を仕入れたいと思っている者同士の集まりであっても、イベントのあとの懇親会を待たないときちんと交流がもてないことも多いのですが、今回のような大きなイベントの会期中、朝から夕まで継続して交流の場が提供されているというのは有意義な試みだと改めて思いました。

世界のWordPress 事例

世界のWordPress 事例午後13時からは基調講演として「世界のWordPress 事例」がサラ・ロッソさんからご紹介されました。通訳は高野 直子さん。日本人としてWordPress を推進する Automatic 社のスタッフのお一人です。今回は海外からも Automatic 社の方を招致されて直接お話を伺う機会をご提供頂いています。

Automattic 社セッション WordPress への貢献

少し時間を遡りますが、当日自分が同会場に着いときはお昼を少し回っていました。最初に足を運んだセッションは「Automattic 社セッション WordPress への貢献」。WordPress は世界中のクリエイターがさまざまな形でアイデアや技術などを提供し合って、一つのソフトを創り上げていくという壮大なプロジェクトが、(法人個人の立場を問わず)個々のクリエイターの自発的な力に支えられて展開されています。それだけにそうした技術が本当に使えるのか、思ったとおりの使い方ができるのかもまた、利用する側のフィードバックと自己責任が問われると同時に、活発に展開するコミュニティの大切さを改めて思いました。

本セッションではその母体となる WordPress 本体のプロジェクトが実際にどう行われているか、どのように関われるのか、具体的なコミュニティの例示を通してご紹介されました。スピーカーは Automatic 社のコンスタンティン・オーベンランドさん。通訳は同じく直子さん。

もちろん人と人のつどいです。さまざまな意見の行き違いやときには感情のもつれもあったりするかも知れません。それでもその根底にはできる人ができることをする。そしてそれを心ゆくまで楽しむ。やりがいのある課題として取り組む。一人ひとりの個別の取り組みが「貢献」として一つのカタチとなり、それが集まりはやし合い、やがては 「大河」の流れとなります。

当日のイベントにおいても、ボランティアとして関わっているスタッフやスポンサーの方々をはじめ、一般参加の多くの同士たちが心ゆくまで楽しみながら、少しハメを外しながら(笑)、会場を盛り上げていく姿はやはり素晴らしいなと思います。さまざまな貢献のカタチを用意して頂いている WordPress の素顔を改めて振り返る一日となりました。

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