生ジュース断食なう。

夏の恒例となりました断食、5日目となりました。断食と言っても、生ジュース断食。ビタミンと栄養はたっぷりと補給しながら、心身の蘇生を図っています。

予め注意を申し上げておきたいのは、生ジュース断食は、あまり空腹感を伴いません。中長期の断食といえど、行っている途中はさほど辛いものではありません。注意が必要なのは、それを終える時と始めるとき。少しずつ食を減らして、少しずつ食を増やしていく「強い意思を必要とします。」と、よく本に書かれていたりします。

また「長期に渡る断食を決して一人で行なうべきではない」ことも解説書によく指摘されていたりします。それだけリスクを伴なうからです。「最悪の時は、死に至ります。」とも書かれたりしていることもあります。実際にそういうリスクを伴なう行為なのでしょう。

だからといって、ただ「危ない」からといって遠ざけてしまうには、とてももったい「断食養生」です。ハイリスクにハイリターンということですね。十全な準備を整え、ある程度の心構えと細心の注意を踏まえた上で、自己責任の元、ムリのない範囲で行っていければいいのではないかと思います。

「断食」がふだんと何が違うかと申しますと、胃が消化活動をしているかいないかということ。胃が消化活動を停止していれば、タンパク質を他からもってこないことには、生命を維持できません。そこで身体内から「自家融解」して補給していくことになります。

自家融解とは「本来健康体には存在しない異質の組織(病気)からのタンパク質を利用していくこと」。自家融解こそが、断食による自然治癒力のメカニズムの一つなのだそうです。ライフスタイルの師匠、石原結實先生はその著書『家庭でできる断食養成術』PHPエル新書( P.64)にて言及されております。

さて、断食養生。初めから少し脅かしてしまうようなことを書きながら、私自身は今回2週間の断食を予定しています。

一つは健康のため。もう一つはこの時期、心身をリフレッシュして秋以降の活動に向き合っていきたいため。ただ断食をしながら、ふつうに日々の生活もしています。夏休みは今週の月曜から3日間で、生ジュース断食も月曜から始めています。昨日からは仕事もふだん通りです。

少し何かが違うかとすれば、いつもより身体を動かすのが辛いときがあること。とくに朝起きるときなどは「大リーグボール養成ギブス」をつけているようです。( by 『巨人の星』ちょっと、たとえがフル過ぎですが。^^)

それとたまに襲いかかる「睡魔」。断食に限った話ではありませんが、ものすごい心身が休まる状態を作っているようで、有無を言わせない睡眠を必要とするときがあります。

ですからお勤めの方の場合は、(もしお取り組まれるときは)一週間ほどのゆとりをもたれたほうがいいかも知れません。もちろん、初めての方はきちんとした保養施設のご利用がお勧めです。

まだ私自身道半ばです。今回の断食もようやく3分の1が終わったほど。予断を許さない状況ながらも、身体の「自家融解」を感じ取りながら日々をつつがなく過ごす所存です。

残暑の折、ご自愛のほど

「生ジュース断食なう。」への2件のフィードバック

  1. 朝食抜きの健康法についてどのようにお考えですか?
    西式健康法や甲田先生が提唱されていますが効果について疑問を持っています。
    貴見をお聞かせ下さい。
    よろしくお願いします。

  2. 伊藤 賢さま

    ご投稿を頂き有り難うございます。ご返信が遅くなりましてすみません。

    私は「朝食抜き」を行なうことがきっかけで、20年来のアトピー性皮膚炎を払拭していきました。「体質」を変えることはないかも知れませんが、その治癒効果は計り知れないと身をもって感じております。ライフスタイルの変化に伴なう人生観・世界観もまた人生の貴重な財産です。

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