オルセー美術館展と美術館の想い出

オルセー美術館展のチケット in 新国立美術館

こんにちは、義一です。16〜18日と3日間の夏休みを取っていました。

自分ではゆとりをもっているつもりでも、少しずつどこかにたまってくる何かを一度クリアにして再出発をしてみたい。そんな気分で臨んだ夏休み。充分に満喫しました。

どこか遠くに出かけたわけでもない。むしろ家の中でじっとしていることが多かったです。そうした中で唯一例外は、お休み初日の16日(月)にオルセー美術館展に足を運んだことです。

国立新美術館で行われていたオルセー美術館展。じつは16日当日が最終日で、もう後がないということもあり、通常は人がまばらになると言われる午後の3時を過ぎても長蛇の列でした。

実際の絵画は評判に違わず、素晴らしいものでした。同じ星空でも、同じ朝の光景でも、同じ人物を描くにしても、その画家のもつ感性と思想が画筆の技術を通して、豊かな世界を見せて(魅せて)頂いておりました。

じつはオルセー美術館。その美術館ができたばかりの頃にボクは足を運んでいます。オルセー美術館ができたのは1986年。その翌年の春先に、当時個人の卒業旅行として選んだ場所がヨーロッパ。行きと帰りの航空チケットだけを購入して、一ヶ月間放浪の旅をしておりました。

フランスのパリに着いたとき、それとなく現地で薦められたオルセー美術館。その入場を待っていた時に前に並んでいた方が日本人の男性でした。

高僧さんという名の絵描きさんで、現地でフランソワーズさんという女性とも結婚しておりました。ご自宅にも招いて頂きご馳走になったばかりでなく、次の訪問先ロンドンでのホームスティ先までご紹介頂きました。いまどうしていらっしゃるんだろう?と思います。

その高僧さんに言われた忘れられない言葉があります。

「日本人とヨーロッパの画家との決定的な違いは、デッサンをこなす量だ。毎日デッサンをこなる量がまるで違う。・・・・」

ボクはそれ以来「文章力」を修行したいと思い、10年ほど毎日、日記を書き綴っていました。文章デッサンというタイトルをつけて。。いまその文章作成の体験は貴重なスキルとして仕事に活かしています。

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